おにぎり7.日比谷公園から救急搬送

 

2001年3月31日

日比谷公園のパトの時、野外音楽堂の入り口に、一週間、ほとんど食べずに、
雨にぬれながら寝たきりの73歳の老人を発見。

衰弱していたので、救急車を要請し、足立区の病院に入院となった。
とても動ける状態ではないので、翌日、一日がかりで病院と交渉したが、「異常がない」とのことで強制的に退院させられてしまった。

病院側の言い分は、「あの人がかわいそうなのはわかるが、あの人のためにフツウの人が入院するベッドがないのは困るでしょ!」・・・・・・。
「フツウの人って誰のことを言うのですか?」と聞いてみると、「そうりゃ、ホームレスじゃないフツウの人ですよ。」と言われた。

とても厳しい話です。
彼らが医療と福祉のはざまで、差別・無視されていることを実感した出来事だった。

 

1.はじめに2.門出・出発・スタート3.おにぎり作成班発足4.初めての路上死

5.日比谷公園聞き取り調査6.越冬パトから定例パト実施へ7.日比谷公園から救急搬送

8.岡田大司教と持別パトロール9.居宅保護もやい1号10.おにぎりミーティング開始

11.聖イグナチオ教会正式活動クループに12.にぎりもやい発足

13.不服審査請求と千代田福祉の協議14.テント撤去事件

15.野宿者健康(医療)相談会16.野宿生活者写真展

17.千代田福祉事務所への抗議の申し入れ18.千代田区長へ抗議の申し入れと改善要請