おにぎり17.千代田福祉事務所への抗議の申し入れ

 

2003年5月

2003年3月3日、Iさんは足の怪我のため千代田福祉事務所に生活保護申請。
当日は東京警察病院に診察に行き、その後、福祉事務所に戻り、松葉杖も使っていて路上生活はとても厳しいので、
生活や住宅の扶助もお願いしたところ、福祉事務所の担当者は夕方でもあり福祉事務所としては宿泊所も手配できないので、
自分で何とかするようにと、5000円を仮払いした。
そして、3月5日に千代田保健所で検診を受けてから再来所するようにと指示した。

Iさんは仮払い金5000円で3月3日と3月4日の2泊は自分で台東区清川のパレスハウスに宿泊し、生活をした。

Iさんは3月5日に福祉事務所から指示のあった千代田保健所で結核検診等を終えたのち、福祉事務所に行き、
平成15年3月3日付の保護開始決定通知書と平成15年3月5日付の保護変更決定通知書および
3月5日から3月15日の生活扶助34,260円を受領した。

住宅は5日から荒川区南千住の豊荘に入所した。
3日の仮払い金5000円は返却するように言われ精算した。

福祉事務所の決定では生活保護の開始日は3月3日であり、
当然3月3日から生活扶助費および住宅扶助費を支給すべきであるにもかかわらず、
3月5日からしか同扶助を支給していないことが判明し、
5月19日、生活保護法運用の改善を文書で要請し、5月26日までに文書での回答を求めた。

 

1.はじめに2.門出・出発・スタート3.おにぎり作成班発足4.初めての路上死

5.日比谷公園聞き取り調査6.越冬パトから定例パト実施へ7.日比谷公園から救急搬送

8.岡田大司教と持別パトロール9.居宅保護もやい1号10.おにぎりミーティング開始

11.聖イグナチオ教会正式活動クループに12.にぎりもやい発足

13.不服審査請求と千代田福祉の協議14.テント撤去事件

15.野宿者健康(医療)相談会16.野宿生活者写真展

17.千代田福祉事務所への抗議の申し入れ18.千代田区長へ抗議の申し入れと改善要請