おにぎり野宿者問題とは

 

ホームレス問題  ホームレス問題

野宿者(ホームレスとも路上生活者とも言われています)は全国で3万人を超えるといわれています。

野宿者が急激に増加した原因は、従来の日雇い労働者の高齢化に加え、
バブル崩壊による不安定就労労働者(建設現場の労働者など)の失業、
ならびに不況による企業のリストラ、さらには経済格差の増大などがいわれています。

今後ますます経済格差が拡大すると思われる日本社会で、生活困窮に追い込まれて野宿生活に至るケースは増えると予想されます。

以前のように山谷や釜ケ埼といった「寄せ場」にだけ野宿者を見かけるのではなく、
公園・河川敷・駅構内・ビルの谷間など、多様な場所でますます多くの野宿生活を見かけることになるでしょう。

彼らは社会や行政による排除、若者による襲撃事件など、差別と貧しさのなかで暮らしています。
自立支援法に伴い、行政もさまざまな試みをしていますが、上から見下ろすだけでは理解できない事柄が多々あります。
行政の支援の手からこぼれ落ちてしまう人たちが多数いるのも、現実なのです